子どもの予防接種
予防接種は感染症の流行を防ぐほか、病気にならない、かかっても重くならないために実施しています。
出生届出時にお渡ししている「予防接種の綴り」をご確認ください。
予防接種(個別接種)の受け方について
次の定期予防接種は、市内委託医療機関にて個別接種を行います。
ワクチンの詳細については、「各ワクチンについて」をご確認ください。
B型肝炎・ロタウイルス・小児用肺炎球菌・五種混合・四種混合・ヒブワクチン
BCG・MR(麻疹・風疹)・水痘・日本脳炎・DT(二種混合)
子宮頸がん予防ワクチン(ヒトパピローマウイルス感染症)
実施場所
下記の定期予防接種委託医療機関一覧表をご覧ください。 必ず、各医療機関に問い合わせ、予約してから接種してください。
令和7年度定期予防接種委託医療機関一覧(R7.6月現在) (PDFファイル: 137.9KB)
天理市外・県外で接種を希望される場合は、必ず事前に申請が必要です。
下記の書類を健康推進課までご提出ください。
定期予防接種(市外接種)申請書 (PDFファイル: 80.9KB)
定期接種(県外接種)申請書 (PDFファイル: 78.3KB)
費用
無料(対象月齢内及び決められた接種間隔内)
持ち物
予診票、母子健康手帳(または予防接種歴がわかるもの)、マイナ保険証等
注意事項
- 接種間隔がはずれた場合は、原則予防接種法に定められた定期接種ではなく、本人または保護者の意思に基づく任意の予防接種となります。
- 接種前には必ず「予防接種と子どもの健康」をよく読んで、必要性や副反応を理解した上で接種を受けてください。
- 長期にわたり療養を必要とする病気など特別の事情があることにより、定期接種を対象年齢内に受けられなかった方は、事前にお問い合せください。
- 母子健康手帳の紛失等により接種歴が不明な場合は、接種した医療機関又は接種した当時住民登録があった市町村にお問い合わせください。
- 令和2年10月1日から異なるワクチンを接種する際の接種間隔のルールが変更となりました。(詳細は下記「異なるワクチンを接種する際の接種間隔のルール変更について」をご確認ください)
異なるワクチンを接種する際の接種間隔のルールの変更について (PDFファイル: 1.2MB)
各ワクチンについて
B型肝炎
生後2月から生後1歳に至るまでの間にある者
接種回数 3回
接種間隔 27日以上の間隔をおいて2回接種後、第1回目の接種から139日以上の間隔をおいて1回。標準的な接種期間は生後2ヶ月から9ヶ月未満です。
ロタウイルス感染症
ロタウイルスワクチンには2種類あり、同様の効果がありますが、接種回数が異なります。
| 定期接種開始時期 | 令和2年10月1日開始(令和2年8月1日生まれ以降の方が対象) | |
| ワクチン名 | ロタリックス(1価) | ロタテック(5価) |
| 定期接種対象 |
出生6週(約1か月半)から24週(約5か月半)まで 1回目 2回目 ☆1回目の接種から27日以上あける |
出生6週(約1か月半)から32週(約7か月半)まで 1回目 2回目 ☆1回目の接種から27日以上あける 3回目 ☆2回目の接種から27日以上あける |
| (注)どちらのワクチンも、初回接種を出生14週6日後(約3か月と10日)までにします | ||
| 接種回数 | 2回接種(27日以上の間隔をあける) | 3回接種(27日以上の間隔をあける) |
| (注)2回目以降は最初に受けたワクチンと同じ種類を接種してください | ||
| 接種量 | 1回につき1.5ミリリットル | 1回につき2ミリリットル |
| 接種方法 | どちらのワクチンも経口摂取(飲むタイプ) | |
腸重積症について
腸重積症とは、腸管に腸管が入り込み、腸が閉塞状態になることです。
ワクチン接種後1週間程度、腸重積の発症が、わずかですが上がる可能性が知られています。
0歳児の場合、ロタウイルスワクチンを接種しなくても起こることがある病気なので、ワクチンを接種しなくても注意が必要です。
次のような症状が現れた場合は、早く受診することが重要です。
「泣いたり不機嫌を繰り返す」「嘔吐を繰り返す」「ぐったり顔色が悪くなる」「血便が出る」
☆令和6年4月より定期接種開始
小児用肺炎球菌ワクチン
生後2月から生後60月に至るまでの間にある者
標準的な接種方法
生後2月から生後7月に至るまでに接種を開始する場合
- 初回接種
標準的には、生後12月までに27日以上の間隔をおいて3回
注釈:ただし、初回2回目および3回目の接種は生後24ヶ月までに行う。それを超えた場合は行わないこと。また、初回2回目の接種が12か月を超えた場合は、初回3回目の接種は行わないこと。(追加接種は可能) - 追加接種
生後12月から生後15月に至るまでの間を標準的な期間とし、初回(3回)終了後、60日以上の間隔をおいた後であって、生後12月に至った日以降に行う。
5種混合:(4種混合+ヒブワクチン)
生後2ヵ月から90ヵ月に至るまでの間にある者
第1期初回
20日以上、標準的には20日から56日まで間隔をおいて3回
第1期追加
第1期初回接種(3回)終了後、6月以上、標準的には12月から18月まで間隔をおいて1回
4種混合:ジフテリア・破傷風・百日咳・急性灰白髄炎
☆5種混合を接種している方は、接種の必要はありません。
4種混合ワクチン販売中止のお知らせ
- 令和6年4月1日より、5種混合ワクチンが定期予防接種の対象となっている関係で、4種混合ワクチンの製造販売が終了となりました。4種混合ワクチンを接種できるのは、ワクチンの在庫がある間のみとなります。合計4回の接種を完了していない方は、お早めに接種を計画してください。
生後2月から生後90月に至るまでの間にある者
第1期初回
20日以上、標準的には20日から56日まで間隔をおいて3回
第1期追加
第1期初回接種(3回)終了後、6月以上、標準的には12月から18月まで間隔をおいて1回
ヒブワクチン
☆5種混合を接種している方は、接種の必要はありません。
生後2月から生後60月に至るまでの間にある者
標準的な接種方法
生後2月から生後7月に至るまでに接種を開始する場合
- 初回接種
27日以上、標準的には、56日までの間隔をおいて3回
- 追加接種
初回3回目の接種後、7月以上おいて1回、標準的には、13月までの間隔をおいて1回
BCG
生後1歳に至るまでに1回 (標準的な接種期間は5月から8月までの間隔をおいて1回)
麻しん・風しん(MR2種混合)
1期
生後12月から24月に至るまでの間に1回
注釈:特例措置として、令和4年4月2日から令和5年4月1日生の方でワクチンの供給不足により接種を完了していない方は、今年度に限り無料で受けることができます。
2期
5歳から7歳未満の者で小学入学1年前から入学の前日までの1年以内に1回
(幼稚園・保育所年長児が対象年齢)
注釈:特例措置として、平成30年4月2日から平成31年4月1日生の方でワクチンの供給不足により接種を完了していない方は、今年度に限り無料で受けることができます。
水痘
生後12月から生後36月に至るまでの間にある者
(生後12月から生後15月に至るまでに初回接種を行い、追加接種は初回接種終了後3月以上、標準的には6月から12月に至るまでの間隔をおいて1回行う)
日本脳炎
1期(3回)
生後6月から生後90月に至るまで
・1期初回接種
6日以上、標準的には6月から28月までの間隔をおいて2回
・1期追加接種
初回(2回)終了後6か月以上、標準的にはおおむね1年を経過した時期に1回
2期(1回)
9歳から13歳未満 (標準的な接種年齢:小学4年生)
注釈:特別措置として、平成7年4月2日から平成19年4月1日生の方で接種を完了していない方は、20歳未満まで無料で受けることができます。
2種混合:ジフテリア・破傷風(DT)
2期
11歳から13歳未満 1回 (小学6年生で済ませるのが望ましい)
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)
(1)標準的な接種年齢(中学1年生の女子)
対象年齢:小学校6年生から高校1年生の年齢に相当する女子
(13歳未満の接種の際には必ず保護者の同伴が必要です)
(2)標準的な接種回数および間隔

2価ワクチン(サーバリクス)
- 2回目接種は1回目接種から1月後
- 3回目接種は1回目接種から6月後
注釈:但し、当該方法をとることができない場合は、1月以上の間隔をおいて2回接種した後、1回目の接種から5月以上、かつ2回目の接種から2月半以上の間隔をおいて1回行う。
4価ワクチン(ガーダシル)
- 2回目接種は1回目接種から2月後
- 3回目接種は1回目接種から6月後
注釈:但し、当該方法をとることができない場合は、1月以上の間隔をおいて2回行った後、2回目の接種から3月以上の間隔をおいて1回行う。
9価ワクチン(シルガード9)
1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合、標準的に6か月以上あけて2回接種します。(合計2回で完了)
1回目の接種を15歳になってから受ける場合、標準的に2か月以上の間隔をあけて2回目を接種し、1回目の接種から6か月以上の間隔をあけて3回目の接種を受けます。(合計3回で完了)
・注釈:但し、当該方法をとることができない場合は、1月以上の間隔をあけて2回接種し、2回目の接種から3月以上の間隔をあけて3回目の接種を行う。
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)接種後に生じた症状の診療について
子宮頸がん予防ワクチンを接種した後に、気になる症状が出たときは、まずは接種医療機関など、地域の医療機関にかかっていただきますようお願いします。
なお、上記の医療機関受診が難しい場合やより専門的に診てもらう必要がある場合には、県が指定する協力病院(奈良県立医科大学付属病院)を受診することができます。
<参考>



更新日:2025年10月17日