新地方公会計制度FAQ よくある質問集

新地方公会計制度について、よく寄せられる質問を、Q&A形式でまとめています。

公会計って何ですか?なぜ今公会計を取り上げるのですか?

公会計とは官庁会計とも言われ、国及び地方公共団体で行われている会計のことを言います。一般会計、特別会計及び公営企業会計の3種類からなり、会計の方法については法令により定められています。
「地方公共団体における行政改革の更なる推進のための指針の策定について」の中で第3に地方公会計改革(地方の資産・債務管理改革)を掲げています。

新地方公会計制度ってどんな制度ですか?

1.資産や債務の正確な把握と管理、2.市民の皆様へ財務情報の分かりやすい開示、3.行政評価・予算編成・決算分析との関係付け、4.議会における予算や決算審議での利用等が挙げられます。

いろいろな会計モデルがあるのはなぜですか?また、それぞれの特徴は?

自治体の状況に応じて整備できるよう1.基準モデル、2.総務省方式改訂モデル(自治体の事務負担を考慮し、段階的整備が可能)の2つのモデルが用意されました。また、東京都モデルのように自治体独自で考案したモデルもあります。どのモデルも最終的に目指すところは同じだと考えられます。

天理市はどのモデルを選びましたか?

天理市は総務省方式改訂モデルを選択しました。奈良県の市町村はほとんどがこのモデルを採用しています。全国でも約7割の市町村がこのモデルを採用しています。

これまでの公会計と違う点は何ですか?

現金主義・単式簿記を特徴とする今までの会計制度に対して、新地方公会計制度では発生主義・複式簿記といった企業会計手法を導入し、ストック(どれだけの資産を蓄えているか)やフロー(資金がどのように動いたか、その流れ)を明らかにします。

民間企業の会計と同じということですか?

民間の企業会計的手法を取り入れますが、地方自治体は営利目的の事業を行っていないなど民間企業会計の考え方とは違う部分もあります。

新しい公会計制度では具体的にどのようなことをするのですか?

今までの普通会計ベースでの財務書類作成に加え、市の一般会計と特別会計、上下水道局などの関連団体の会計も含めた連結ベースの財務書類4表(貸借対照表・行政コスト計算書・純資産変動計算書・資金収支計算書)を作成します。

財務書類(財務4表)ってどんなものですか?

  1. 貸借対照表(バランスシート/BS)
    :市の資産と、その資産がどのような財源で賄われてきたかを表します。資産と負債という「ストック」の面から、市の財政状況を明らかにします。
  2. 行政コスト計算書(民間企業会計での損益計算書にあたる/PL)
    市の行政サービス提供のために使われた費用と、使用料・手数料などの収入を対比する表です。
  3. 純資産変動計算書(NWM)
    市の純資産(資産と負債の差)がどのように増減したのかを明らかにします。
  4. 資金収支計算書(C/S)
    1年間の資金の動きをみる表です。(1)行政サービス、(2)資産形成、(3)財務活動に関する収支を明らかにします。

財務書類には普通会計ベース、連結ベースの2種類がありますが、それぞれどのような内容ですか?

天理市では、1.一般会計、2.住宅新築資金等貸付金特別会計、3.土地区画整理事業特別会計を合わせたものを「普通会計」と定義し、普通会計ベースの財務書類はこれらを合わせて作成したものを言います。
また、今回の新地方公会計制度における連結会計とは、普通会計に加え、その他の特別会計や上下水道事業、市と連携協力して行政サービスを実施している関係団体や法人の会計を含めたもので、連結ベースの財務書類はこれらを全て合わせて作成します。したがって、連結ベースの財務書類からは市全体の財政状況がより正確に読み取ることができます。

新しい公会計制度を導入すれば、これまでの会計処理は行わなくてもいいのですか?

これまで地方自治体で行われていた会計処理は、「現金主義会計」(現金の出入りを記録していくもの)、「単式簿記方式」です。これは地方自治法で定められているもので、今後も引き続き行われます。新しい財務書類4表はそれらを補完するものとなります。

新しい公会計制度を導入すると、天理市の1.何が分かり、2.何が変わり、3.何が良くなるのですか?

この制度で作成する財務書類から、市の現状が把握できます。また、正確な情報を市民の皆様に公表することで、分かりやすく透明性のある説明が可能となります。その情報の整備過程では、資産・債務の適切な管理効果が得られ、より効率的な行政運営に生かされていくことになります。

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