歳時記4月~6月

4月上旬

「ちゃんちゃん祭」大和神社

朝和校区内大和郷9ケ大字の最大・最重要な伝統行事である。
御祭神、日本大国魂大神の御例祭。
氏子の頭屋、稚児など200余名で各町より供奉し行列順にて、各執物を棒持し、ちゃんちゃん鐘を合図に成願寺・岸田を経て、中山郷大塚山の御旅所まで約2キロメートルを往復する。
御旅所では、翁の舞、龍の口の舞が奉納され、春の山辺路を巡行する春の風物詩として名高い。

ちゃんちゃん祭

4月中旬

「八王子さん」東井戸堂町

東井戸堂町に8箇所の塚があり、各塚に提灯を立てる。
餅を供えて拝む。昔は、各家の跡取り息子。

八王子さん

4月下旬

「弘法大師法要」長岳寺

午後の2時ごろより法要、護摩(ごまたき)
一昔前までは弁当を持ち、釜口山で食事。子どもから老人まで多くにぎわった。

弘法大師法要

5月上旬

「野神祭り」新泉町、素盞鳴神社

野神祭は、稲作作業の始まる頃に子供(男)組が中心となって野神を祭る行事。
祭りは、頭屋と言われる家から始まる。時間になると子供達は麦わらで作った牛、馬、じゃじゃうま(むかでともいい、左右に15本宛の足をつける)と竹製の唐鋤、まんが、はしごのミニチュアを持ち、神主や村役など関係者と共に素盞鳴神社へ向かう。
途中、全ての曲がり角で子供達によって青竹の小筒を打ち立てられ、その筒に酒が注がれる。
神社では、神主による式典の後、子供達の行事が行われる。田に見立てた長方形の小さな砂場で牛や馬を使って農具を使って農具を使った耕作の儀式をそれぞれ3回ずつ行い、その後、馬を使って競馬の所作をこれも3回行う。
最後に、牛、馬、じゃじゃうまを社殿におき、祭りは終了する。
昔は、同じ境内に相撲場が設けられ、参加した子ども達による相撲が行われていたようだが、現在は、砂で作られた小さな土俵として残っているだけとなっている。
「子供の日の蛇」平等坊町、熊野神社

野神祭り

6月中旬

「虫送り」山田町

「虫送り」は、古くから行われている伝統行事で、市の指定無形民俗文化財に指定されている。

この「虫送り」は日頃、殺生している虫を供養し、稲の害虫を遠くへ送り出す行為が結びついてものといわれ、昭和の初めまでは全国で行われてきた。
しかし、現在ではほとんど残っておらず、天理市では山田町にのみ伝わっている。
山田町では水田の害虫が発生する時期の6月16日の夕暮れ時に、上山田・中山田・下山田の三地区で行われる。
行事は「蔵輪時」での祈祷会で始まり、その後、三地区に祈祷札が渡され、各地区の出発地と到着地に祈祷札が立てられます。夕刻になると各家は、それぞれの出発点に松明を持ち寄り、火をつけ、太鼓などの音と共に一列に並び、町内の田をねり歩く。町外れに着くと、竹の串に挟んだ「害虫駆除五穀豊穣」の祈祷札を川に立て、そこに持ち寄った松明を重ね、燃やして終了となる。
 

虫送り

6月下旬

「でんでん祭(神剣渡御祭)」石上神宮

石上神宮の神剣渡御祭は俗に「でんでん祭」といわれ、大和の夏祭りのさきがけとして親しまれている。
このお祭りは、悪霊邪神の退散と稲の害虫を払い除き、五穀豊穣を祈る神事で、当時は末社の神田神社(こうだじんじゃ)まで、馬上で七支刀(国宝)を振りながらお渡りが行われていた。
神剣が数々の供奉(ぐぶ)を従え「でんでん」と太鼓を打ち鳴らしながら神田神社へ渡り、神前での例祭後、田植えの神事が執り行われる。
神前に供えられた早苗は、参列した人々によって持ち帰られます。
神剣渡御祭斎行後、夕刻より夏越の祓の神事が行われる。
社務所前の祓所で大祓式を行い、日頃の罪穢を祓う。罪穢は形代に移され、布留川にまとめて流される。
続いて、神剣を先頭にして、茅の輪くぐりの神事が行われる。

でんでん祭

「夏越の大祓式」大和神社

大祓は、6月30日と12月31日に行われる。犯した罪や穢れを祓う行事で、一般的に6月は夏越(なごし)の大祓、12月は年越の大祓といわれている。
夏越の大祓では多くの神社で「茅(ち)の輪くぐり」が行われ、半年の生活を反省し、今年後半災いなどにあわず、さわやかな気持ちで過ごせるようお願いする。

夏越の大祓式
お問い合わせ先
生涯学習課
〒632-8555 奈良県天理市川原城町605番地 市役所5階
電話 0743-63-1001(代表)
ファックス 0743-62-0100
メールフォームによるお問い合わせ