緊急事態宣言の解除等を受けた天理市長メッセージ(5月14日)

【1.緊急事態宣言の解除についての基本認識】

 本日(5月14日)、政府は、奈良県を含めた39県に対する緊急事態宣言を解除しました。

 また、奈良県は、「県内及び近隣地域の新規感染者数が低水準で低下傾向」にある段階との認識を示し、一部の遊興・遊戯施設、運動施設を除いて、感染防止策を継続的に実行することを前提に、5月15日から休業要請を緩和する方針を示しました。

 

 ただし、宣言の解除や、休業要請の緩和は、新型コロナウイルス感染症の「終息」を意味するものでは全くありません。

 「新しい生活様式」の下、私たちが感染症対策をしっかり行いながら、社会・経済活動を徐々に再開し、両立させていくことを目指す趣旨だと理解しています。

 

 確かに、5月に入ってから、新規の感染者数等は、近畿地方においても一定程度おさえられています。これは、緊急事態宣言が全国に広げられる中、外出や人との接触をできるだけ低減してきた結果であることに注意が必要です。

 大型連休明けに、人の移動が多少活発になってからの感染状況は、5月下旬以降、一定の期間が経過しなければ明らかになりません。

 

 そして、国内で第二の波に襲われている北海道や、都市封鎖を緩和したアジア・欧州の各国では、感染が再び拡大することへの懸念も高まっています。

 

 また、本市と生活圏が密接につながっている大阪府及び京都府、兵庫県は、引き続き緊急事態宣言の対象となっており、これらの特定警戒地域との移動については、自粛が求められています。

 

 もちろん、私たちは、いつまでも家に閉じこもり、社会・経済活動を停滞させておくわけにはいきません。しかし、再び感染リスクが高まり、私たちの生活や社会がより深刻な打撃を受けないためにも、今しばらく警戒を緩めることなく、感染対策を暮らしの中に定着させていく必要があると考えています。

 

*****

【2.学校等を含めた市施設の運用について】

 天理市では、5月末までを当面の期限として、幼小中学校の臨時休業、保育所及び学童保育所、小学校の預かりの休業と「特別保育」の実施、施設の利用停止と行事の中止を行ってきました。

 

 長期間の休業によって、子ども達を含め、各ご家庭のストレスやご負担は積み重なっていると存じます。辛抱下さってきた児童生徒の皆さん、家庭保育・学習にご協力いただいた保護者の皆様方、各活動を自粛下さってきた皆さまに、改めてお礼申し上げます。

 

 本市では、分散登校や、希望される方の家庭学習の選択制、施設全体を活用し「三密」を避けた「預かり」など、段階的な再開に向けた準備は、既に行ってきています。

 

 仮に、奈良県を含む近畿地方において、感染者数の悪化が見られず、より感染状況の厳しい隣接の大阪府等においても学校等が再開されていく場合、6月より感染防止の対策を十分に行った上で、幼小中学校と保育所等の預かりの段階的な再開を行います。

 状況を見定め、5月20日を目途に、市対策方針を改めてお示しすることとします。

 

 市の施設については、6月より、先ず図書館を貸出・返却のみで一部再開します。

 また、公民館等の集会施設は、区長連合会や民生児童委員等の、地域社会を支える公的な活動のみについて、少人数の会議のための使用から、段階的にはじめていく予定です。

 運動施設については、当面、屋外からの再開となります。

 

 施設及びサービスの再開に先立って、予約制の導入や人数制限等、「三密」回避をはじめとした感染症対策を行います。従前の運用とは異なり、ご不便をおかけしますが、ご理解をお願いします。

 これらについても、5月下旬の感染状況を注視し、具体的な市対策方針を発表する予定です。

 

 万一、感染リスクが再び上昇するような事態になった場合には、命を守ることを最優先に、臨時休業や行事等の中止を継続することを躊躇しません。予め、ご理解のほどよろしくお願いします。

 

*****

【3.生活支援、市内事業者の皆さまの支援について】

 「一人10万円」給付金については、本日(5月14日)、5月8日までにエラー等なく受付完了したオンライン申請者に対する振込が完了しました。郵送申請のための封筒は、明日(5月15日)から概ね2、3日かけて、市内の全ての世帯に到着予定です。皆さまに申請いただいた後は、できるだけ早くにお手元に給付金をお届けできるよう、引き続き全力を尽くして参ります。

 

 また、生活支援と、市内の事業者支援を目的に、「天理支え合い券」5,000円分(児童扶養手当を受給されるひとり親世帯等には、追加で5,000円分)を、「一人10万円」給付金と同じく、4月27日時点で市内に住民登録されている全世帯に一律で、6月下旬をめどに配布します。

 

 市内事業者様については、4月以来の休業要請に対し、市民の皆さまの命を守るため、大切なご事業、生活の糧を犠牲にしていただき、重ねてお礼申し上げます。市協力金10万円、さらに持続化支援として、光熱水費と家賃に対し、最大10万円の補助を、着実に実施していきます(持続化支援の申請書は、明日(5月15日)中に市ホームページに掲載予定です)。

 

 その他、雇用調整助成金などの国支援を申し込まれる方への支援や、テナント事業者向け緊急つなぎ資金の貸付などについても、商工会と連携して行ってまいります。

 

*****

 

 全国で感染された皆さまの御快復をお祈りし、またお亡くなりになった方々に、哀悼の誠を捧げます。

 そして、私たちの命を守るために、感染のリスクと闘いながら、昼夜を分かたず尽力下さっている医療関係者の皆さまのご貢献に、天理市を挙げて、心から感謝の意を表したいと思います。

 

 市議会と行政が「車の両輪」となり、市民の命と暮らしを守るため、今後とも最大限努力して参りますので、市民の皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

天理市長 並河 健