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各代表決意表明

天理市農家代表者会決意表明

  かねてから指摘されているように、水道水源の水質汚染による健康不安は、当然のことですが、本市の農業用水も布留川に大きく依存しています。布留川は、本流から北流、北々流、南流と幾筋にも分流し、大和平野の広い範囲の農地を潤しています。今回の産廃処分場による水質汚染の懸念は、農業においても例外ではありません。飲料水への不安と同様に、産廃処分場の排出水で育った農産物を、消費者の皆さんは抵抗なく口にしていただけるでしょうか。全国各地の先例をみても、汚染の有無にかかわらず、風評だけが先行して世間に広がることが心配でなりません。農産物が市場から締め出される事態になれば、ただでさえ零細な農業経営者が多い天理市の農業にとって、大きな打撃となりかねません。

何十年も経過した後の処分場から有害物質の排出が確認されても、いったい誰がその責任を取るのでしょう。一旦汚染された土壌や水質の被害を回復することは、容易ではありません。環境汚染のツケは“負の遺産”となって、永く後世の肩に重くのしかかってきます。豊かな土の恵みを生み出す“母なる川”布留川を、みんなで力を合わせて是非とも守っていきましょう。

  私たち天理市農家代表者会は、本集会に参加された皆さんと共に、産業廃棄物埋立最終処分場の建設阻止に向け、その決意をここに表明いたします。 平成13年3月27日   天理市農家代表者会 会長

  天理青年会議所決意表明

  環境の世紀といわれる21世紀において、地球的規模に拡大した環境問題は避けて通れない全人類一人ひとりの大きな課題です。草の根の環境活動が、私たち青年会議所も含め、天理市民の間に着実に育っています。

  産廃埋立処分場の設置反対を願う天理市民の総意に反して、去る2月20日奈良県は産業廃棄物埋立最終処分場の設置の許可を断行しました。誠に遺憾としか言いようのない措置であります。天理ダムの水を飲んで生活する私たちにとって、健康がむしばまれる危険を黙って見過ごせるでしょうか。全国各地の埋立最終処分場による深刻な環境汚染の現実を顧みず、私たち生活者の立場を全く無視した許可に対し、激しい憤りの念を禁じ得ません。

  県の措置に対し生活する者の立場を守っていくため、私たち自らが立ち上がらなければなりません。全国各地の訴訟判決で産廃処分場の建設差し止めが命令されるなど、生活者の権利を求める声に強い追い風が吹いています。今こそ、私たち市民が手を携え、環境を守る運動の輪を力強く広げていきましょう。

  私たち天理青年会議所は、今回の反対運動を展開していく上で、本集会に参加された皆さんと共に、産業廃棄物埋立最終処分場の建設阻止に向け、その決意をここに表明いたします。 平成13年3月27日

  天理青年会議所 理事長

  天理市長寿会連合会決意表明

  私たち高齢者の世代は、20世紀という激動の世紀を乗り越え、時代の大きなうねりを懸命にしのいで生き抜いてまいりました。

  さて、子供の頃を振り返りますと、物には不自由でありましたが、豊かな自然の恵みがありました。蛍が飛び交い野草が咲き乱れる野原、魚が群れをなして泳ぐ透きとおった川、自然の遊び場を存分に楽しんだものです。自然の環境は、私たちに丈夫な身体を与え、遊びを通して人間関係のあり方を教えてくれる偉大な教師でありました。

  このような自然に恵まれた環境が、昨今、産廃施設によって破壊される問題が全国各地で生じています。川の水や田畑の土が汚染され、環境ホルモンなどの有害物質が、知らず知らずのうちに人の身体をむしばみ、生命さえ奪ってしまう深刻な事態も少なくありません。それは、多くの人が傷つき命を失った戦争と同様に恐ろしいことです。

  産業廃棄物の埋立最終処分場によって、私たちのふるさとが環境汚染にさらされる事態は、是が非でも避けなくてはなりません。人の心を豊かに育む緑の自然と、生命を育む清らかな水は、いつまでも、私たちの子供や孫たちに遺してやりたい本市の宝であります。

  私たち天理市長寿会連合会は、本集会に参加された皆さんと共に、産業廃棄物埋立最終処分場の建設阻止に向け、その決意をここに表明いたします。 平成13年3月27日

天理市長寿会連合会 会長

お問い合わせ

環境政策課
〒632-8555 奈良県天理市川原城町605番地 市役所3階
電話 0743-63-1001(代表)
ファックス 0743-62-1550
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更新日:2021年03月05日